相手が不倫をやめたら幸せになれる、という幻想

ちょっと辛口投稿が続いていますが、(久しぶりの投稿のくせにっww)
セッションを通しての気づきがたまっていたので
少しずつメッセージにしていこうと思っています。

前記事(不倫発覚後の選択、離婚か継続か)から続きますが、

「夫婦継続」「夫婦再構築」を目指される方のほとんどは、条件付きです。

「配偶者が、不倫をやめてもう一生涯、自分以外に浮気をしないのであれば」
(夫婦継続する、夫婦再生する)

というもの。

こう思うのは当たり前のことですよね。

それだけ、配偶者の不倫で傷ついてきたのですから。
もう二度と、あんな思いはしたくない。
疑いたくない、信頼したい、もう一度心から愛したい。

だから、夫婦継続の最低限の条件は「もう二度と、不倫浮気をしない」と約束してもらうことが必須で、

不倫した側は自ら積極的に、その条件を達成していくことが大切。
そういうご夫婦は、夫婦再構築が理想的にスムーズに進む傾向が確実にあります。
(実際に何組か見ています)

その気持ちを持って進みたい方を私は最後まで全力で応援させていただきます!

ですが、、、、

現実解として、そこに向かい続けることには、かなりの難しさも痛感しています。

謝罪と反省、自らの行動変容を達成し続けられる人は、圧倒的に少ないのも現実。

「え、なんで?悪いこと(不倫)したのに!そのうえで、夫婦を続けたいっていうんだから、
不倫しないのは当たり前で、それを信じてもらうための努力を怠らないのは当然の義務でしょ!!!」

そう思う方も多いかと思います(私もそう思ってたよー!!!)

でも一度、「相手」の視点に立ってみてください。

善悪の問題はいったん横におき、
相手が不倫を選択した背景には、なんらかの「意図」という事実に目を向けてください。

不倫をやめるということは、満たしたかった「意図」のやり場を失うこととも言える。

さらに、傷ついた配偶者を前に、謝罪とみそぎの時間を過ごし続けなければならない。

いくら「それは自分が招いたことへの当然の報いなのだ」と自分に言い聞かせても、

◎いつまで謝罪を続ければいいのか?
◎いつまで自分は悪者なのか?
◎何をもって、信頼回復がなされたといえるのか?

先が見えない中で、罪悪感を抱え続けるのは非常にしんどいのも事実。

だから「不倫をした側」の方にだって、カウンセリングのような安心できる場は必要です。(満たしたかった意図を否定せずに、もっと適応的な形を探していく努力へのヘルプ)

不倫された側も、どんな理由(子供のため、経済的なためなどなど)であれ、
「不倫した相手との」関係性を続ける、構築しなおすと決めたのであれば、
一緒に歩み寄る努力をするが絶対に不可欠です。

お相手のどんな行動が、あなたを安心させてくれますか?
相手に伝わる形で、具体的に伝えていますか?

「お相手をもう一度信頼して愛しなおす」ために
あなたが望むことを、具体的に相手に伝えていますか?

相手が一歩行動を示したこと、
向かい合ってくれたことに、感謝を伝えていますか?

「夫婦で」この問題を乗り越えていく気持ちがあなたにはありますか?

何度も言いますが「結論」は焦る必要は全くありません。
(※DVのような緊急性が高い事態は除きます。その時はすぐに逃げて助けを求めてください)

特に発覚から数か月~1年の間は、冷静な判断は難しい。
(焦らず心の回復に専念してほしいと思います)

でも、もし「夫婦を継続する」と(いかなる理由であれ)
「自分」が決めたのであれば、

その時は、被害者意識を手離してください。
自分の人生の課題として、パートナーシップをもう一度創り上げる覚悟を決めましょう。

その決断と努力は、必ずあなたの人生の糧になります。必ず。

スポンサーリンク
広告1

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
広告1