最近また不倫問題に関するご相談をいただくことが増えたのですが、
一番痛感するのは
「不倫をした側」と「された側」の見える景色がいかに違うのか・・・ということ。
※よくあるズレの傾向まとめ
不倫された側にとっては、
なんで相手はのんきに「未来」のことばかり話そうとするのか。
本質を避けて「家族サービス」「プレゼント」などの、ピントのずれた埋め合わせばかりしようとするのか。
自分の痛みが伝わらないジレンマに苦しむ方も多いです。
私もそうだったんで、そのもどかしさ、苛立ちはものすごく共感します。
でも・・・
今だから言えますが、仕方ないんですよね。
同じ経験をしたわけではないし、
パートナーと言えど価値観はそれぞれ違う。
そもそも不倫問題に限らず、
私たちは実はすべて、自分のメガネで世界を見て、自分の心で世界をとらえている。
一番身近にいるパートナーとだって、見えている世界は大なり小なり違うものなのですから。
じゃあ、どうすれば??
残念ながら、
一瞬で分かり合える、魔法の薬はありません。
2人の間にある、深い深い溝。
それをお互いが、1ミリずつ埋める努力をしていくこと。
「なんで傷ついた側が努力しなけりゃならないのよ???」
と不倫された側は思うんですけれども、
でも、解決はお互いの歩み寄りの中にしかありません。
最近は「不倫をした側だけれども、相手の信頼を取り戻したい」というご相談もいただくんですが、
私はとてもとても嬉しいんです。
逆の立場である私を頼るのが、どれだけ勇気がいることか、分かるから。
(うちの夫なんて何年も何ひとつ動きませんでしたよwww)
だからこそ、溝をうめるためにも反対側の世界の見え方をお伝えするし、
私と同じように、不倫をされて傷ついた渦中にいる方には、
とはいえ相手もどのように困惑しているかを伝えるようにしています。
誰の中にも、自分を正当化したい気持ちはあるし
相手が悪いんだ!って責めたくなるし、
自分だって・・・・・という言い訳ばかりが浮かんでくるものです。
私だってそういう自分がたくさんいますww
でも、そんな自分もわきに抱えつつも
相手の立場に思いを馳せられるようになること。
それが成熟というのでしょう。
渦中にいるときは本当に辛いんですが、
不倫問題は誰にとっても、人生の糧になりうると私は信じています。
パートナーシップを、ぜひ、かんたんにはあきらめないでください。