私がお世話になったカウンセラーさんにずっと言われていたのが
「不倫問題の心の傷からの回復には、3年が必要」
という言葉でした。
3年どころか12年も経ってしまった私ですが(笑)
振り返ってみても、また同じように傷ついたたくさんの仲間の意見を思い出しても、
やはり「3年」は必要だったな、というのが一致した意見です。
パートナーの不倫が発覚し、人生がひっくり返ったような絶望感の中にいるご相談者にこの言葉を伝えると
「え・・・っ、3年もかかるんですか・・・・・」
と声を落とされることも多いです。
それもすごくわかる。
3年って、過ぎてしまえばあっという間なんだけれども
楽しい時間だったら一瞬で過ぎてしまう時間なんだけれども。
孤独で、何も信じられなくて、3年どころか1週間先の未来さえ見えないような真っ暗闇の中で
3年も時を待たなければいけないなんて。
気が遠くなるような思いで、私もその言葉をかみしめていたものでした。
だからこそ、同じような思いをしている方にはお伝えしたい。
3年と言っても、今と同じ真っ黒な時間が過ぎるわけではないということ。
過ぎ去ってみれば、真っ暗闇のこの日々も、夜明け前の暗さにすぎなかったということ。
どのように過ごすのが効果的かという具体的なお話(私のたくさんの失敗も含めて。。。)
とはいえ、
「石の上にも3年!!」という根性論を伝えるつもりは決してなくて、
できる事ならもっと早い時間で回復していただきたいですし、
さっさと元気になって、さっさとご自身の人生を謳歌してほしいです!!!!!
でもね、ある程度の短縮はできてもやはりそう簡単に立ち直れる問題ではないと思うんですよね。。
たとえば、あなたが親しい友人にこう言われたとします。
「先週さ、大事にしていた猫が亡くなっちゃったんだよね。うん、でもしょうがないよね。寿命ってものがあるしさ。だから全然落ちこんでないよ~ん(*´ω`*)」
・・・・・
なんだか、違和感を感じませんか??
『え。。。かなしくないの??無理してない???本音を押し殺して笑ってない???』
って心配になるかもしれないし
『え・・・、大事にしていたっていうけど、、、その程度の愛情だったのかな???』
って疑問に思っちゃいませんか??
例えが適切ではなかったかもしれませんが、パートナーシップにおける「不倫浮気問題」というのは、一つの死であると言えます。
2人の約束
お互いの信頼関係
婚姻という制度で守られた夫婦
漠然と描いていた2人の未来予想図
何に重きを置いていたかは人それぞれとはいえ、
相手の不倫によって深く傷ついたということは、
裏返してみると、それだけその関係性に対して「大切に想っていたもの」があったからこその痛みであるということ。
相手がどうであれ、
それだけ深く傷ついた自分自身の中にある「美しい願い」には、誇りを持っていただきたいと私は心から願います。
傷つくのも、立ち直れないのも、それだけ「大事にしているもの」があったからこその喪失感なのです。
だから、自分が辛い気持ちであることをあなた自身は否定しないでほしいですし、
この経験を必ず人生の糧にしてほしいです。
肉体的な死からの再生はできないけれど、
不倫問題からは必ず再生できます。
この人生でまた、私たちは生まれ変われるんですよ。
今からの3年は途方もなく長い道のりに思えるかもしれませんが、
決して一人ではないですからね!
心から笑える日は必ず来ますから。
まずは今の自分がほんのちょっとでも
うれしい、たのしい、おもしろい、きもちいい、ほこらしい
そう思える時間を、つくっていってくださいね。
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