林投資研究所「FAIクラブ」に習う、月足グラフの書き方・見本・実践例

先日の記事では、けむりの株式投資で最も大事な「3種の神器」をお伝えしました。
けむりの株式投資・3種の神器とは。実例見本もあります!
今日はその中でも最も重要な「グラフ」の書き方をじっくりご紹介します!

先の記事にも書きましたが、けむり流株式投資でも大事なのは3つ。

①グラフ
②場帳
③玉帳

です。
いいニュースを聞いたからと、飛びつくように株を買うなんてもってのほか。
けむり流株式投資で、それは有り得ません。

※けむり流と書きましたが、私は林投資研究所が運営するFAIクラブの手法から学んでいます。
その上で、自己流(=やや、ずぼら)をトライ&エラーしています。
(それぞれ、クリックで各サイトに飛びます)

具体的には、FAI会員である旭洋子さんの書籍を参考にしています↓

※当ブログは林投資研究所やFAIクラブとは一切の関係がありませんのでご了承ください。
(自分が本で学んで実践した記録のみ、お伝えしています)

これらの本にもありますが、大事なことは
まずはコツコツ、下準備。
全ては自分が「技術を身に付ける」ために。

浮ついた情報に流され、欲望の奴隷になってはいけないのです。

前記事では3つのそれぞれの特徴をお伝えしましたので、
ここからは詳しい実践方法をご紹介していきます。
今日のテーマは最も大事な、【グラフ】です。

スポンサーリンク
広告1

【月足グラフについて】

①何を書くのか?

ひとつの株式銘柄について、過去10年分の「月足」チャートをみる。
(一ヶ月ごとの「始値・終値・高値・安値」の数値を10年分チェック)

それを「ローソク足」と呼ばれるグラフにして書いていく。

※FAI正式には20年分、ですが大変なので(^_^;)まずは10年分。
10年でも十分流れを見ていくことはできると私は感じています。
(20年分なら尚良いのでしょうが・・・)

FAIクラブによるサイトでの説明はこちらから(外部サイトへとびます)

②目的は?

数年単位での、株価の移り変わりを書いていくことで
「株価の変動感覚」を身に付けるため。

③【実践編ⅰ】準備するもの

準備するもの

◆黒いペン(細いのと太いのがあると便利)
ボールペン(先が細いものがおすすめ)
鉛筆かシャープペン
◆定規(短いのと長いのとがあると便利)
修正液
B1グラフ用紙(700mm×1000mmの方眼用紙)

※このグラフ用紙が大きな特徴です。
なかなか文房具屋では見かけないので、ネット注文が便利!
値は張りますが、50枚入っているので長く使えます・・・!

必須ではないが、あると便利なもの

1メートル定規(これは急いで買わなくてもOK)

④【実践編ⅱ】グラフを書く前に準備するデータ

※FAIを参考にした、けむり流アレンジでの実践の流れをご紹介します。

ヤフーファイナンスから、「過去10年分」の各月の株価データを見る
(すでに証券会社にIDがある方は、証券会社のページからも数年分見ることができます)
ヤフーファイナンスの画面(例・神東塗料という株式銘柄)

下の方の画面はこんな感じ↓必ず「月間」のデータを見てくださいね。

②それをエクセルにコピー・貼り付けする
(②は省略も可。私はエクセルの方が見やすいので一手間かけてますが)

③一番古い月の分から、グラフ用紙に転記していきます。
(右2列にある、出来高と調整後終値の数字は使いません。)

⑤【実践編ⅲ】グラフの使い方・書き方

◆用紙は縦長に使う(縦1000mmで、横700mm)

◆縦1ミリ=1円と考える(最高1000円)

◆100円(縦に100ミリ)ごとに、鉛筆であらかじめ薄く線を引いておくと分かりやすい
(そのために便利なのが、1メートル定規なのです)

では、神東塗料という株式銘柄の2010年5月のデータを例にして書いてみましょう。
(始値131円 高値136円 安値114円 終値116円)

◆1ヶ月分の値を、横2ミリ幅で記す(ボールペン、または黒ペン)

始値と終値を、定規を使って四角で囲む(横幅2ミリ、縦は株価に応じて長さが変動)

始値より終値が高ければ、白い四角のまま□だが、
始値より終値が低い場合、四角を黒で塗りつぶす■
(塗りつぶしは黒ペンが楽です)

高値と安値を点でうち、上の□と結びつける

1ミリ開けて、次の月を転記する

12ヶ月分が終わったら、鉛筆で縦に線を引き、下の方に年度を書いておく。
すると年の変わり目が分かりやすい↓

◆拡大版
(ところどころ、修正液で直してます(^_^;)あまり綺麗じゃないのでざっくり遠目から見てくださいませ!)

これを10年分、続けていきます。
(一ヶ月ごとのグラフの形がローソクに似ていることから、「ローソク足」とも呼ばれるグラフです)

以上が、書き方の手順です。
(FAI本家は修正液を使うなどということはせず、間違えたら紙を切り貼りしているようです。
そのへんはズボラ流に変更してますので、ご了承くださいませw)

⑥まとめ

ひたすらコツコツ、地味な作業を繰り返す。
まずは10銘柄分、10枚を目標に!
ぜひぜひグラフを書いてみてください。

グラフの具体的な傾向や読み取り方法は、先の旭洋子さんの本にも詳しく載っています。
が、10枚くらい書く頃には、書きながらも自然と、

「あ、そろそろ大きく上がるのでは?」とか
「あー、なかなか動かない時期が続くな」とかの感覚がうっすら芽生えてくるはずです。

だからといって決して
「相場の動きを確実に予想できるようになる」という代物ではありませんが
(株価を100%予想できる人はいません!そこは奢ってはいけません!)

コツコツとグラフを書き続けることで、株価は常に変動して行くということ、
傾向から予測はできるが、それでも不確定なものであること、などが理屈でなく体で身についていくはずです。

慣れるまでは、グラフ用紙の細かさにまず圧倒されますし、目が疲れるし、
ちょっと気がそれると、線がぶれたり位を間違えたりします。
トホホ・・・!って何度ぼやいたことかw

10枚どころか、1枚(1銘柄分)書くのも最初は大変です。

ですが、私の周りに限って言えば
グラフをコツコツ書いたのに株式投資で失敗してしまった。
そんな人は一人もいないのですよ。

けむりの株式投資に興味をもって頂けたなら、
まずはこの月足グラフを書く作業を試してみてください!!

ご質問等はお気軽にメッセージくださいませ。
→けむりへのご相談・メッセージはこちらから

スポンサーリンク
広告1

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
広告1