今日はお金、中でも「投資」について考えてみるお話です。
今年から積立NISAが始まったり、Ideco(確定拠出年金)なども引き続き話題になっています。
私はFP(ファイナンシャルプランナー)の担当授業もあるため、そういう話題に触れることも多いです。
(FPって何?という方は→FP3級資格は主婦の生活・再就職に役立つ?メリット・デメリット実情 )
今日は私の投資経験(株式)も踏まえて
◎投資を避けようとする心理
◎投資を「しない」ことにより発生するリスク
◎けむりの考える、投資にチャレンジするべき人
を考察したいと思います。
投資を避けようとする心理
ビットコイン「NEM」の流出ニュースでは、大損をした投資家がニュースにたくさん出ていましたね。
ただ、私の周りは女性(家庭・子供がいる)が多いせいなのか
「投資は自分とは関係ないこと」
と頑なに信じている人のほうが圧倒的に多い印象があります。
ちなみに、私自身も長年そのタイプでした。
投資を人生の選択肢には加えない理由には大きく3つあると思います。
①損をしたくないという心理
メンタリストdaigoさんの片付け本に書いてあった心理法則ですが、片付け以外にも通じる内容なので紹介します。それは
☆損失回避の法則
人間は自分が損をすることを非常に恐れる存在である、という法則。
投資はリスク&リターン。リターンを期待して行うものですが、
そこにリスク(元本が減ること)という損失の可能性もあると思うと、避けたくなるという心理。
さらに
☆保有効果
といって自分が一度所有したものにはより高い価値を感じるという心理法則もあるそうです。
つまり、たとえ同じ確率で「利益が出る」可能性があったとしても、
「今持っているお金が減るリスク」を避けるほうが大切だと考えてしまう。
結果「何もせず、現状維持」を選択する、と決めている。
それは心理学の視点からも、自然なことなのかもしれません。
(参考図書)
↑片付けという点でも、とても参考になった本です(画像クリックでAmazonのページへ飛びます)
②投資は「難しい」のでよくわからない
これは投資だけでなく、年金制度・税金など「お金」にまつわる全般に言えるかもしれません。
お金の話はとにかく複雑で、理解が難しいテーマが多い。
まして投資はその種類がとっても多いのです。
先のDaigoさんの本には
☆選択回避の法則
も載っていました。
選択肢が多ければ多いほど、人は迷って決められなくなってしまうものである、と。
③ギャンブルというイメージ
世の中には、投資で利益を得ている人は確実にいます。
リアルなわたしの知り合いにもいます。
が、彼らに共通することは
「利益が出たなんて、表立って人様に話はしない」ということ。
成功者のイメージとは程遠く、堅実に、どちらかというと地味に私生活を過ごしています。
私も株式での成功?をこっそり記事には書きましたが(笑)、リアルではほとんど人に話すことはありません。
(だって、自慢してるみたいだし・・・、別に聞かれることもないし・・・という理由です)
(こっそり記事はこれ→子持ち主婦の自由な働き方を模索する~在宅株式投資で成功した体験談~)
一方、最近のビットコイン流出などのニュースではこぞって
「大損した投資家」がメディアに出てきます。
そこで大多数の人は
「投資って危険なんだ!ギャンブルなんだ!」という印象を強く持つのではないでしょうか。
大暴落のニュースを見ては
「ああ、投資なんて手を出さなくてよかった」と確認してホッとする、みたいな。
以上、「投資を避けようとする心理」の私なりの分析です。
では、その思いのまま投資はしないほうがいいのでしょうか?
かくいう私も長年同じ思いを抱いてきたので、投資を避けようとする気持ちにはとても共感しています。
今でもとりたてて「投資を勧めたいわ!!」という熱い思いがあるわけでもありませんw
ただ、
なんとなくやらない、
よりは
正しい知識を得た上で、やるかやらないか「自分で選択する」方が賢明だと思うのです。
ことに子持ち主婦は働いてお金を稼ぐことが容易には行かないことが多々あります。
お金を理由に望まない人生に甘んじるケースもよく見聞きします。
そんな不満があるのであれば、投資というものを勉強だけしても損にはならないと思っています。(のでこんな記事を書いてますよーw)
投資をしないことによるリスクも考えよう
投資はしないけれども「(終身)預金」「積立」「終身保険」など、お金の運用をしている方は結構います。
将来の金額が予測できる=お金が減るリスクがない、というのが一番の安心材料なんですよね。
ただ、ここでは1点だけプラスで考えるべき視点があります。
それが、
インフレリスク
インフレリスクとは、物価が上がることによってお金の価値が今より下がってしまうことをいいます。
例えば、50年前ってハガキの値段がいくらだったかご存知ですか??
答え:7円!
今年の1月からは62円になりましたよね。
ちなみにその頃の大卒初任給平均は
23000円
だったそう。
今、23000円じゃとうてい一ヶ月は暮らせませんよね。
つまり、今現在「50年後に1000万円もらえる」という確約があったとしても、
50年後には
「1000万円じゃ暮らせないわよね」
っていう世の中になっているリスクがある、というわけです。
それがインフレリスク。
もちろん、日本は長く逆の状態(デフレ)が続いてきましたし、どうなるかはわかりません。
ですが、事実として
◎また消費税が上がる
◎もらえる年金額は下がり続けている(年々、FPテキストに載っている金額が減っている~)
◎年金支給年齢の引き上げが検討されている
など、無知のままでは困ってしまうのではないか!と思える要素はたくさんあります。
私自身も、今年はもうちょっとお金に対しての学びを実践に変えていこうと思っています。
そんな私が考える「投資にチャレンジしたほうがいい人とは??」
次の記事でまたお話いたしますね。