実は私、先週1週間落ち込んでおりました。
原因は、週末の友人の結婚式。
とっても素敵な会だったのですが、なぜ私が落ち込んだか。
それは・・・
飲みすぎたから(爆)!!
360日酒を飲んでいた頃からは考えられないくらい、久しく飲み会もなかった私。
弱くなったのか、飲み方を忘れたのか・・・
注がれるままに目の前のモノを飲むという習性のもと、大学時代の仲間たちと楽しく飲んでいたら飲みすぎました。
恩師と途中までタクシーで帰る
→恩師が下りてから、私は引き続きタクシー
→途中、立ち寄ったコンビニ(トイレ)で、財布を置き忘れる
→自宅にて、料金を払おうとして財布がないことに気づく
→夫に泣きついて、お金を払ってもらう
→夫に説教されたっぽいが、眠くなったうえに吐き気・・・
はい、これでも3人子持ちのアラフォーでございます。。
ううっ・・・(涙)
ご経験がある方もいるかもしれませんが、翌日からの気分は超最悪。
二日酔いの気持ち悪さに加え、とにかく自己嫌悪・・・
自分にがっかり!!です・・・
せっかくの友人の素敵な一日が、私の中では痛い思い出になったという、二重のストレス。
今回は久しぶりの失敗で、かなり反省した私なのですが、痛みを教訓に変えるべく・・・
あえて自分の見たくない過去ーアルコール漬けの日々ーを思い出してみます。
私の依存経験&そこから立ち直ろうと学んだことをもとにした、依存症について【まとめ】です。
何かに依存する人間に共通する3つの特徴、
そして、依存から立ち直るためにはどうすればいいのか、という5ポイント。
「依存症」なんて関係ないわ!
という方にも、人生で自立を考えたときに役立つエッセンスもありますので、どうかご一瞥ください<(_ _)>
◆依存症とは何か
NHKハートネットのサイトが分かりやすかったので、適宜引用させていただきます。
出典 NHK ハートネット
上記にあるような、自分が日常的に頼ってしまうものがある状態。
そして「その頼るものによって」日常に問題が起きている場合を指します。
ドラッグ類は違法で少量でもアウトですが、それ以外は多くの人間の日常に存在するもの。
先のサイトにも書いてあります。
大事なのは医学的に「依存症かどうか」ということではありません
(中略)
最も肝心なことは、「そのことによって本人や家族が苦痛を感じていないか、生活に困りごとが生じていないか」ということです。
出典:NHKハートネット
他にも人間関係でいえば、自分以外の誰かに必要以上に介入している状態を
「共依存」
と言います。
こじれた親子・家族関係によくみられる状況。
でも、人のためにって美徳でもありますよね。
問題なのか否かの切り分けは
「自分や周りが苦痛・困りごとと感じていたら」何かしらの対策を考えてみるのが有効。
それが私の、依存症に対する認識です。
◆依存症に陥りやすい人間の3つの特徴
①きまじめ
毎晩酒を飲んで女をはべらせ、ご機嫌で生きている・・・
そういう人は「酒好き」「女好き」かもしれませんが、依存症の可能性は低い。
私が自分を含め、依存傾向にある人々と話を深める中ではっきり言えるのは、依存症になる人は元来
「きまじめ」「優しすぎる」「我慢しすぎる」などの、いわゆる「良い人」の性質が大きいと感じています。
だからこそ、自分の本音を前に出しにくく、生きづらさを感じる→その辛さを和らげてくれるものが、依存となる対象物。
私の父もアルコールを飲んでいるときは大声で叫んだり、おしゃべりでうるさかったですが、
素面の時は無口でまじめな人でした。
依存症=自分の好き勝手に生きている自由な人、というイメージがあるとしたら、それは違うと言えます。
②否認
陥りやすい、というより依存症に陥った人間の特徴ですが・・・
「否認」
という傾向です。
かくいう私も自分がアルコール漬けの頃もアルコール依存症なんて思ったことはありませんでした。
「自分だけは大丈夫」
依存症の人間は、自分はそうだと認めたがらない、問題を軽く考える傾向にあります。
なぜか?
一番は、問題を直視していない。
それは認めるのが「怖い」から。
現実を直視するのはつらいです。それができないから、依存というシェルターに逃げ込もうとするのです。
周りがどんなに「やめさせよう」としても、なかなか本人が変わらないのは「恐れ」があるから。
今の自分を直視することへの恐れや、依存対象がなくなるかもしれない恐れ。
一歩引いて客観的に見れば、手放しちゃった方がよっぽど楽になれるんですけどねー
(そのための対策は後編に書きます)
逆説的ですが、本人は「否認」しがちだからこそ、周りは手を貸しては(ほんとは)いけないのです。
本人が心から「依存から抜けねばならない」と思う、
つまり、どん底に落ちることでしか、回復のステップは始まりません。
③罪悪感
酒が好きならアルコール依存か、というとそうではありません。
依存症かどうかというのは、対象物別にチェックリストというものも存在します。
(アルコールなら、例えば→アルコール依存症WHO(世界保健機関)チェックシート)
依存かどうかという目安の一つには「量」「頻度」がありますが、
もう一つの大きな特徴が「罪悪感」があること。
たくさん酒を飲んでいても
「あーー、楽しい美味しい幸せ~!!!」
と心から満足し、他者を傷つけるなどの問題行動がない限り、それは依存症とは呼びません。
依存症の人の特徴は、それをした後に「罪悪感」にとらわれがちだということ。
「またやってしまった・・・」という罪悪感
↓
自己不審、自暴自棄
↓
そのストレスから逃れるために、依存対象に戻ってしまう
↓
罪悪感
という、負のループに巻き込まれがち。
はたから見れば「好き勝手にやって自由な人間」に一見見えたとしても
心の中には人知れぬ自責や後悔の念があったりするのです・・・。
以上、「量」「頻度」だけでは見えてこない、
依存症に陥りやすい人の特徴を挙げました。
「依存症」というと人格的な問題に思える方もいるかもしれません。
(それを踏まえて、別の呼び方「〇〇使用障害」というのも広がっているようです)
けれど決して病気ではないですし、
私個人としては、依存症になる人ってもともとすごく
良い人
真面目な人
繊細な人
という印象が強いです。
あ、自分も含めてですけど(爆)
経験したからこそ、思うのです。
何かに依存しがちな自分を発見したときは、適切な対策をとるべきであること。
依存を手放した先にある、もっと自由で豊かな人生を知ること。
次回は、そのための対策をまとめていきます~!