先日の記事で、女性が幸せに自立するためには、
「身体の自立」も考えることが大切(三大欲求と向き合うという結論)を書きました。
→身体の自立とは、自分の○○と向き合う勇気です
しかし、三大欲求を満たす時に一番の落とし穴が存在します。
ここはとっても大事なところなんですが・・・
欲求というのは「依存」につながりやすいということ。
快楽を求めてドラッグに手を染めれば犯罪ですが、そうでなくても
摂食障害(過食・拒食症など、食べ物に依存した状態)
アルコール依存症
ギャンブル依存症
セックス依存症
・・・その他、現代には様々な「依存」となる対象が溢れかえっています。
最初はストレスや不安から逃れるための手段だったのに、依存状態になることによって
「それがない」ことによる新たなストレスが生み出される、という負のループにハマってしまうのです。
私もアルコール依存だったので、この感覚はよくわかるんです。
依存している状態って(まわりからは楽しそうに見えるかもしれないけど)非常に「不自由」なんです。
例えば、楽しいディズニーランドに来ているのに、お酒が飲めないことでストレスを感じてイライラする・・・
なんとももったいない話ですよね。
これではいつまでもどこに誰といても、自由にも平穏にもなれません。
けれど街には広告や誘惑が溢れている時代。
心にストレスを抱え、自分とも向き合っていない人ほど「本当の」欲求と「偽物の」欲求の区別がつきません。
偽物の欲求とは、
「不安から逃げるために」本当は欲しくないものを「欲しい」と勘違いしてしたり、
「長年の習慣」から無意識に行動してしまったりする状態です。
その状態で「こうしたい」という自分の欲求が出てきても、それを満たした先に幸せは待っていません。
あるのは、罪悪感という負のループ・・・
(参考記事:結婚相手を選ぶ基準は〇〇のない人!?本当は怖い「依存症」のはなし。 )
こうしたい、と思うけれどそれは本当の「自分の」欲求なのかー
見えなくなってしまうのは、あなただけの責任ではありません。
自分の欲求が「真の」ものなのか、「偽物」なのかを見分けるためにお勧めな「プチ瞑想」をご紹介します。
瞑想、というと大げさな修行のように思われるかもしれませんが、もっと身近なものです。
マインドフルネスとも言われ、少し前にブームになりました。
(参考記事:アドラーより役に立つ?忙しい子持ちママでも今すぐできる「マインドフルネス」のやり方と効果①
アドラーより役に立つ?忙しい子持ちママでも今すぐできる「マインドフルネス」のやり方と効果② )
瞑想には色んな流派がありますが、どれにも共通するのが
①深呼吸
②思考ではなく、感じる
という2つの要素。
私も毎日実践したり、いくつかの流派を勉強したこともあるのですが、お恥ずかしながらなかなか継続は難しかったです。
ですが、こんな私でも継続できている、迷った時のプチ瞑想。
それは「瞑想3ポイント」を意識して呼吸するだけ。
①目をつぶって深呼吸
②その時に湧いてくる、感情や感覚を感じる
③気づいたことに「ラベル」をつけて、脇に流していくイメージ
特にこの③を意識してみてください。
ラベル、というのは、例えば
「肩が重い」
「鼻のあたりがくすぐったい」
(思考が湧いてきた時には)
「雑念」
のように、湧いてくるもの一つ一つにさらっと名付ける、
そして、すぐに手放す(脇に流すイメージ)
思考しないのが理想ですが、どうしても考え事が出てきてしまうもの。
いい悪いのジャッジはせずに、気づいた時点で「雑念」「妄想」といって流してみる。
瞑想の目的は「今、この瞬間」に全身を集中することと言われます。
難しく考えなくても、③点を意識しながら深呼吸をしていると少しずつ心は落ち着いてきます。
そうなってから
「私は本当はどうしたいのかな?」と説いてみれば、周囲の雑音や自分のストレスに惑わされにくい。
偽物の欲求は、自分を満たしてくれることはない。
けれど、
真の自分の欲求を満たせば、心も身体も満たされる。
心だけでなく、自分の身体とも丁寧に向き合えるようになるのが、幸せな自立への要素です。
できるところから、このプチ瞑想呼吸、意識してみてくださいね。