いしだ壱成氏の離婚原因となった、妻が守るべき7か条。
同じような内容を実践している友人の話から考えた、結婚における家事負担の考察です。
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「いしだ壱成の7か条をTVで見てたら、夫と『うちとやってること同じだね』って話になったんだよ」
と友人女性に言われ、目が点になった私。
ニュースでその7か条を見たとき、
「うわわわーー最低!こんなことしてる夫婦っているんだ。ゲーっ」
というのが私の本音だったので。
まさか長年の付き合いである、友達Bちゃんがそんな妻だったとは!
ちなみに壱成氏が妻に要求した7か条とは
1・毎朝コップ1杯の水を用意
2・次に白湯を用意
3・シャワー中にバスタオルと洋服を用意
4・サラダ用に7種類のドレッシングを用意
5・帰宅時に45度の風呂を用意
6・入浴中に服を洗濯機へ、カバンを部屋へ
7・その日の領収書をまとめて精算出典:東スポweb
友人Bいわく、「ドレッシングは7種類もないけれど、それ以外は全て私も夫にやってあげてることだったー」
と。。。
まあ、壱成氏との大きな違いは
◎彼女は自主的にやっている(夫に課されたわけではない)
まあー好きでやってるなら、他人の私がどーのこーの言う必要はないんですが。
(課題の分離、ですね)
数年来の付き合いにも関わらず、なぜそれが彼女の口から出たかというと、
最近そんな習慣に疑問を持ち始めたらしい。
彼女のご主人は、Bちゃんのことが大好きで、とても温厚な優しい人。
不妊治療に励む彼女を、優しくサポートもしてくれている。
ところが、今春から転職した会社がブラックで、身も心も疲れている様子。
悪気はないものの、妻への対応がおろそかになったり、嫌味っぽい話し方になったりしてるそう。
そんな結婚生活への不満が出始めたときに
「私ってこれじゃあ、ただの家政婦じゃん!!」
と思い始めたそうな。
いや、もっと早く気づけよ!と突っ込みたいのもやまやま、
彼女は菩薩のように広い心を持つ優しい女性なのです。
(だから私と友達やってくれるんだろう)
中学生の時にお父さんが蒸発して以来、母子家庭。
母と父のやりとりは記憶になく、すぐ上の兄がだらしないひとだったので、
常にBちゃんは兄の面倒を見るのが習慣化していたそう。
(部屋を片付けたり、脱ぎ散らかした服を元に戻したり、と家事全般)
結婚したら、兄→夫に対象が変わり、なんの疑いもなく
家事は全部自分(妻)がやり
夫の用意(パジャマや出勤前の準備などなど)は全部自分がやる。
それが習慣になっていたという・・・。
夫は一人暮らしの経験もあるらしいが、
結婚して以来、家のことはなーーーんにもやらなくなってしまった。
壱成氏のニュースを見ながら
「ちゃんと7か条を『やってくれる人』と結婚しないからいけなかったんだよね」
とのたもうたそう。
え?悪いのは妻っすか???
相手選びが間違ったっていうんかい!
いやいやいや、てめーのことはてめーでやれよ!!!!!
(けむり、心の叫び・・・)
ご主人にも会ったことがあるんですが、Bちゃん同様、とっても常識的で温厚な人。
決してずれているとか、悪意のある人間ではないのです。
だから余計にびっくりしたんです、B家の常識に。
7箇条(正確にはB家は6箇条だが)の他にも
「買い物は夫の許可を得てから」
「門限までに帰る」
などなど、細かな家庭内ルールがあることも判明。
(彼女も仕事を持っているので、多少なりとも自分の自由なお金もあるのですが・・・)
旦那が悪いわけでもなく、Bちゃん自ら家政婦になりさがろうとしている姿勢にこそ、
わたくしは問題の根深さを感じたのでありました。
さてこのエピソードから、何が言いたかったかと言いますと、ずばり
「家庭とは密室殺人である」
ということ。
いや、殺人ってのは大げさですけど。
密室
なんです。家庭って。
(密室、ときたら殺人ってつけちゃうよね?)
Bちゃんも壱成氏のニュース(で、コメンテーターが驚き、壱成を批判しまくる)を見るまで
自分の家庭がおかしいとは一ミリも思っていなかったそう。
それが普通、と思っていた、と。
わざわざ友人に「私は毎朝夫にコップ一杯の水と白湯を用意してるのよん♪」
なんて会話するシーンてないもんね。
もちろん、何が普通、何がおかしいってのは人によって違うから、
正しさを追求する必要もない。
ただ「なんかこの状態は居心地悪いぞ?」という、違和感を感じ始めたときは、今までのあり方を見直すチャンス!!
その時に大事なのは
「家庭とは密室(殺人)である」ということ(もう一回言いました!)
家庭内ではそれが常識、ってなってしまっていることが多いので、
迷ったら第三者に相談するのがベストである、というのが私の意見。
これは不倫問題で学んだ教訓なんです。
「話せばわかる」
もちろん話すことは大事です。
まずは話しましょう。
が、、、、、
話せばわかるような問題って
二人が高いコミュニケーション力を持ってる場合とか
そもそも大したことない問題だったとか。
世の中話しても分からないからこじれるんだよ、と私は思ってる。
特に家庭内は、殺人にまで発展するケースも多いでしょ?
慣れ親しんだ家庭内の常識を打破するのって、難しいこと。
たいてい相手方(不満を抱えていない方)の人間は、現状を壊したくないんだから。
だからこそ、家庭内の問題は第三者(友人なり、カウンセラーなり)に相談するのが
絶対にいいと私は確信しています。
というわけで、私はBちゃんに心をこめて
「さっさと家出しておいで!」
とアドバイスしておきましたが、さあ、どうなることやら。。。
ま、でも
家庭という密室から(思考が)一歩外に出たことがまずめでたいことだよね。
いしだ壱成さんのおかげかもしれません。
今後も(課題の分離しつつ)見守りたい友人Bちゃんです。