前回の記事では「経済的理由」で働くママの抱えるメリット・デメリットを考察しました。
→☆子持ち主婦が働く理由は何か①経済的理由で働くママの幸福度は?
子持ち主婦が働くもう一つの理由=「精神的理由」
つまり自分の夢や希望、願望のために働くことを選ぶスタイル。
理想的ともいえるそのスタイルの抱える、メリット・デメリットを今回は考察します。
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「精神的理由」で働くことの最大の【メリット】は、
☆自分で選択している=精神的満足度が大きいこと
「経済的理由」で働くことを強いられているのとは違い、あくまで自分の意思。
三菱総研の統計では、ワーキングマザー(正規雇用)の幸福度は(専業主婦・非正規ワーママと比べ)圧倒的に高い。
→出典サイト(三菱総研)67%─高まるワーキングマザーの幸福度
社会的にも女性推進の後押しがあり、働きやすい環境が整っている正規雇用のワーキングママほど、
働き続ける意思も続きやすいのでしょう。
☆経済的余裕が生まれること
「経済的」に必要に迫られていなくとも(夫にそれなりの収入があったとしても)ママにも経済的余裕があることは心身のプラスにしかなりません。
ここまで見ると、いいとこしか見えてこない生き方かもしれません。
私はこの「精神的理由」つまり、自分が働き続けたいという意思で共働きを選択している立場です。
あえて【デメリット】を考えてみたことはないのですが・・・。
それでも周りを見れば、働くことより専業主婦を選ぶ生き方の女性も多いです。
もちろん、それが「自分の希望」であれば素敵な選択です。
けれど意外に、話を聞いてみると
「そりゃあ、働きたいけれど、でも・・・」
と現状への不満を聞くこともしばしば。
そこで次に「精神的理由」で働きたい気持ちを諦めがちなポイントを挙げます。
乗り越えポイントは私の経験からくるもの。
「働きたいけれど、でも・・・」
という子持ちのママさんに少しでもお役に立てたら嬉しいです。
働きたいママの気持ちを悩ませる3つの壁
①小さい子供を預けるのがかわいそう
確かに、保育園に最初に預けた我が子たちは大泣き。
私の気持ちもグラグラ。「かわいそうかな。やめちゃおうかな」
で・す・が・・・
過去3回の経験から、我が子たちは1・2週間の間には、保育園に慣れ、
私を振り返りもせずに登園していくたくましい姿をほほえましく見送っていたものです。
泣き虫三女は預けたときは大泣きのくせに、3秒後、私の姿が見えなくなった途端
ニヤッ
と笑っておもちゃに手を伸ばしています(柱の陰から見ていたぞ、母は・・・)
子どものタイプにも寄りますが、私の知っているワーキングママ(友人・知人・生徒さん)で
「保育園に預けてかわいそうだったわ」
と言っている人は一人もいません!
かわいそう云々と言っているのは、たいがい、外野たち。
保育園と関わった経験のない、おじいちゃん・おばあちゃん・専業主婦のママさんとか。
確かに入り口で小さな子供が泣いている姿は哀れかもしれない。
でもね、うちの次女は言葉を話し出したころ(1歳すぎ)から、毎晩保育園のお友達と先生の名前を呼びながら眠りについてました。
入ってみたら思いもよらない嬉しい世界が待っているかも!
②そもそも保育園に入れない
これは大きな、かつ時間のかかる問題ですね。
住んでいる地域によってもかなりの温度差があるので難しい。
ただ、「保育園に入れない」という人の中には、保育園=「認可」のみ、という人も案外多い。
私の子供たちは認可外の施設に通っていますが、前も(転園後の)今も、先生たちの対応はとても良い。
園庭はないけれど、外遊びも連れて行ってくれるし、給食なども丁寧に手作り。
通っている保護者の満足度はとても高いです。
もちろん、ニュースになるような悪質業者の参入などの問題も認可「外」にはありがちですが、
事前の見学や情報収集はぜひしてみるべし!
そしてよかったら入園候補にすべし!
(認可と違って、認可「外」施設は現時点で就職していない保護者も入りやすいです。
園によりますが、申し込み順などの独自のルールで入園受付をしているところが多いため)
③正社員(など、両立のしやすい職場)ではない、もう退職してしまった
正社員で育児休暇を取得、となると、社会復帰というレールも敷かれていく。
それに対して一度離職してしまったり、子育てと両立しにくい職場というとハードルが上がりますね。
だからこそ、「自分は母として、人間としてどう生きていきたいか」
今一度考えることが大事な気がします。
私も今非正規雇用(非常勤講師)という立場なのでここにいます。
正社員時代と比べて大した給料も出ていません。
子供に泣き叫ばれた日には、「それでも働くか?私?」と自問自答して切なくなってます。
その都度、どう生きたいか、と一人で考えるようにしています。
「精神的理由」で働く選択とは、同じ理由で働かない選択もできるということ。
それは見方を変えれば、とても恵まれているということ。
それに感謝をするとともに、それでも私は
働き続けたいな、社会での自分の場所もほしいな、
今やめたら「夫や子どものために辞めた」って(頼まれてもないのに!)
犠牲者ぶってしまいそう、そんな母親でありたくないな。
「自分は」働きたいな
そんな結論に至って、仕事を続けています。
☆最後に、大事なことは・・・
2回にわたってワーキングママの働き方を考えてみました。
日々、ママさんの友人や、職場(職業訓練校)で働くお母さんたちとも接しています。
多くのママさんに共通することは
「どの道を選んでも壁や悩みは生まれる」ということ。
その中で「ベスト」な選択は「その人の中」にしかない、ということも。
大事なことは
子どもがいるから~
夫がこうだから~
ではなく、
「自分が」
どうしたいか。主語を「自分」にして、考えていくこと。
こうしたい、という道が見えてきたら、固定観念や周りの情報だけにのまれずに、
解決策を探していくことではないかと思います。
私の経験が少しでもお役に立てそうでしたら、いつでもメッセージくださいね。
必ずお返事いたします。
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