ドラマ下剋上受験は実話!「俺塾」成功する勉強法・5大ポイントを分析

TBSドラマ「下剋上受験」
実際にあった父と娘の中学受験をモデルにしています。
長年塾講師をしていた視点から、この親子がなぜうまくいったのか分析してみました。
成功のポイントは5点に集約されています!

下剋上受験のサイトはこちら(画像をクリックで公式サイトへ)

中卒の父親とその娘(小5)が難関中学受験を目指すというストーリー。
しかも塾にもいかず、教えるのは中卒の父親。
実話をもとにしており、著書や問題集も出されています。

中学受験の業界では
「小5から塾に通うのでは遅すぎる(手遅れ)」というのが定説です。
また、親の学歴は子供にも反映されやすい。
業界の常識から考えても
中卒の両親を持つ子供が、塾も行かずに小5から受験を目指す。
しかも目標は最難関レベル。
かなり奇跡に近い話なのです。

でも実際には(第一志望こそ叶わなかったものの)見事難関中学合格を果たしたそう💮

ドラマではまだそこまで進んでいませんが、
「ああ、この親子なら奇跡も起こせるかもしれない」と感じたポイントが多々。

これから中学受験を目指す方!親子で下剋上受験をしたい方!
そうでなくとも(笑) 必読‼
ドラマに学んだ「下剋上受験・成功のコツ」をご紹介します。

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①教える人(父親)が中卒であること

意外かもしれませんが、実はここが一番のキモだと私は思います。
なぜか?
父親が中卒=父親も、中学受験の問題なんて「わからない!」
だからこそ「わからない人の視点」がわかる。
子供と同じ目線で教えることができるのです。

親が高学歴だと「子供に勉強を教えられていいねー」と思われがちですが、
案外子供を潰してしまうことが多いのがこのケース。
「なぜわからないの??」
つい責めてしまって子供がやる気をなくすケースはよく目にしました。

塾講師の中でも、東大・京大の先生よりも二流私大の先生のほうが人気が出ることもある。
(もちろん人にもよりますが)
人気のある先生に共通するのは「子供のわからない・を分かってあげられる」という視点。

子供に勉強を教えるときにはこの視点を忘れずにいましょう!
勉強が苦手、という親御さんほど利点が多いかも!
(参考記事親が勉強が苦手?それは子育てにとって、大きなメリットです☆

②父と娘であること

男尊女卑をするつもりは毛頭ありませんが、私自身の反省をこめて。

どうしても「母親」というのは子供に感情移入する度合いが大きい。
思いが溢れる分、小言やヒステリックになってしまう部分も(反省・・・)
その点父親(=男性)は、理論的・冷静に子供と接する傾向があります。
まして相手が娘だったら「可愛さ」もひとしお。
愛情と理性(=勉強の指導面で)のバランスがとりやすいのは、母親より
男性性つまり父親の方が得意だと思います。

③中学受験(子供が小学生)であること

ここも重要!
これが高校受験だとまた話が変わるんですよ。
ちなみに、問題の難易度という点では高校受験より中学受験の方がずっと難しい
中学生なら方程式でさくっと解ける問題でも、小学生はそれを使わずに解く難しさがあったり、
国語でも、本質を問うような出題は中学受験の方が多い。

で・す・が、
なんといっても、中学受験をする子どもはまだ小学生
反抗期真っ只中の中学生よりずっと素直です。
塾で教えていても、こちらの指導がストレートに響くなーと感じるのは小学生。

中学生以上は、表向きは良い顔しても、ちゃっかり手抜きしますからね(笑)
お父さんの必死さを感じ取り、素直に反応して頑張ろうとするのは
小学生だから、というのも大きいと思います。

※少し前に流行ったビリギャル。

こちらも受験で奇跡を起こす実話ですが、子どもは高校生で、教えたのは塾の先生。
中学生・高校生であれば親以外の大人からの教えの方が、子供を伸ばせると思います。

④子供自身のやる気があること

当然ですが、これは一番大事。
もとは父親が自らの学歴コンプレックスから発案した中学受験ですが、
その思いを感じ取り、自らも中学受験を志願した娘ちゃん。
中学受験は親の受験、とも言われますが(実際に親の役割も大きいけれど)
やっぱり私は「子供のやる気」がなければやらせるべきではないと考えています。

(参考記事コスパの良い習い事は?!中学受験成功者に学べ【前編】
コスパの良い習い事は?!中学受験成功者に学べ【後編】

「受験をさせたいけれど、うちの子はやる気がないから・・・」
そう思う人は、1~2話のドラマが必見♪
阿部サダヲさん演じる父親の「熱い思い」
あなたなりの「思い」を今一度突き詰めて、それを伝えていけば
子供の心も動くかもしれません。

⑤地頭の良さ

最後に「それを言っちゃあ~おしまいよ」な、ポイントを。
それは、もともとの頭の良さ。それがこの親子にはあるということ。
この「中卒」お父さんも、環境などが原因で中卒だっただけで
もともとの頭の良さがある方なのですよ、絶対に。

「いや、努力は才能に勝るのだ!!」
はい、私はずっとそう信じていました。
それは一理(以上)あると今でも信じています。

けれど同時に、長年(子供~大人まで)指導をしていると、認めざるを得ないのです、
もともとの「地頭」(=生まれつきの能力)の違いというもの。
同じことを同じように教えても、1分で理解する人と、1時間話しても理解できない人がいる。
それが現実。

もちろん、受験を目指して努力してみなければ、地頭が良いのか悪いのかもわかりません
まずは頑張るべき。
けれど地頭の個人差はやっぱりありますから、
「努力で何とでもできる~」と子供を追い詰め過ぎないでほしい、というのも本音。
その子の才能がどこにあるか、広い視点を持つ余裕も持ちたいところです。
(努力論で子供を潰してしまう親御さんも見てきたので)

以上、ドラマ下剋上受験から読み取れる成功のコツ5点でした!

親子で勉強を頑張ろうー!
やる気になったときはぜひそのエッセンスをご参考になさってくださいませー!

☆まとめ☆下剋上受験 成功の5ポイント

①父が中卒である
子供の「わからない」がわかる視点を持っていること!

②父と娘、という関係性
男性性の「冷静さ」と娘への「愛情」のバランスが大事!

③中学受験であること
子供が親の言うことを素直に聞くのは小学生までかも!

④子供自身のやる気があること
これは一番大事。やる気を出せる働きかけを学ぼう!

⑤地頭の良さ
どうしても生まれつきの個人差もある。
努力・根性論で子供を追い詰めすぎないで!

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