前記事で配偶者(パートナー)の浮気や不倫に傷ついても、立ち直ることは必ずできるとお伝えしました。
→不倫や浮気を乗り越えて、子育てをするということ。心の傷は必ず回復できます!
「必ず」と言いましたが、ここで重要な条件がひとつだけあるんです。
それは
自分が立ち直りたい(回復したい)という「意思」を持っていること。
大げさなことでなくていいのです。
少なくとも問題が発覚する前の、何気ない日常を送れるようになりたい。
そんなささいなことでいいので、そうなりたいという気持ちがある人だけが回復します。
ちなみに私、読売新聞朝刊の「人生案内」を読むのが日課となっていて、
浮気や不倫関連の相談も定期的(月1くらい)に載っているのを目にします。
昨年にあった相談では、確か70代の高齢女性からで
「夫はもう何年も前に亡くなっているが、生前の不貞行為の数々が忘れられず今でも苦しんでいる」
といった内容でした。
私も「不倫・浮気で傷ついた側」の人の相談を実際に何件も受けていますが、中にはかなりの年月苦しみ続けている人もいます。
そこで気づいたこと。
非情な言い方に聞こえるかもしれませんが、あえて本音を言います。
何年も苦しむ人は
「苦しみ続けることを自分で選んでいる」
ことがとても多いです。
立ち直らない、と決めているのです。
「そんなわけないでしょ!私はこんなに辛いのに!!!パートナーさえあんなことをしなければ苦しまずに済んだのに」
もちろんな反論だと思います。
そして不倫発覚から数ヶ月~1・2年であれば、どんな人も苦しむのは当然ですし、苦しんでいい。
私も「夫・不倫・復讐」
なんて検索しまくってました(苦笑)
けれども「パートナーの不倫」という事実は一つ
(※不倫のパターンは多種多様ですが)
でもその事実に対してのとらえ方には二つ。
「その現実をなんとか前向きなものに変えていこう」と考えるか
「絶対に許さない」と頑なになるか。
大雑把に言えばこの2パターンに分かれます。
先の人生相談の女性のように、何年も怒りや苦しみを抱え続ける人も実はたくさんいます。
確かに不倫を「された」側は、ある意味被害者です。
何も予期していないのに不意にカナヅチで頭を叩かれたような、
ほら穴に突き落とされたような
そんなショックに突き落とされる。
その気持ちも十分わかります。私もそうでした。
発覚から1年くらいは怒りや悲しみに襲われて当然です。
(むしろその気持ちにはフタをしないほうがいいです)
けれど何年も時間が経った、とか
パートナーは心から反省している、とか
逆に、何度も同じようなことが繰り返されている、とか
そんな時にはぜひ
「まずは自分は立ち直る!」
と心から決めていただきたいです。
そう決めた人だけが、立ち直ること、回復することができるから。
それはパートナーのためでも、ほかの誰かのためでもなく
「自分のこれからの人生を平穏に生きる」ため。
自分のために、です。
不倫に限らず、何かずっと「許せない怒り・苦しみ」を抱えている人はぜひ振り返ってみていただきたい。
自分がその気持ちを「選択している」
かもしれない、ということを。
他の誰でもない、あなた自身の幸せのために。