人生を慈しむ天才、田辺聖子の名言集「上機嫌な言葉 366日」

寺山修司名言集の冒頭にある言葉。

スポンサーリンク
広告1

言葉を友人に持ちたいと思うことがあるー

その影響か、私も「言葉」を友人と思うようになりました。
時に励まされたり、教えをもらったり、癒されたり。
好きな本はたくさんあるけれど、特に好きな類は「名言集」

その作家のエッセンスがひとことに凝縮されているし、気が向いたページだけ目を通せる、
そんな気軽さが好きです。
本当に疲れているときや心が重い時って、ゆっくり本を読む元気がない。
でも名言集なら、パッと目に付いた言葉を味わうだけでいい。

そんな時におすすめの名言集。
田辺聖子さんの「上機嫌な言葉 366日」

1月1日から12月31日まで、1日ごとに名言が書かれています。
田辺さんの小説やエッセイから選び抜かれた、宝のような言葉たち。
1年365日とせずに「うるう年のために」なんて1ページを設けているところに田辺さんの優しさを感じます。

全部で366の名言が載っていますが、ここはパッと開いて目についたもの(笑)をご紹介。

1月25日

女が心から(面白いわ。シアワセだわ。楽しいわ)と満足のタメイキをつくとき、その幸福感の余韻は周囲を静かにどよもし、よい薫りをはなち、社会全体に活力をもたらす。
男や子供たちは、女たちに愛されていきいきとよみがえる。
愛と幸福感は照り映えあって、女たちはまた、男や子供に愛されることで充実する。

読むだけで上機嫌になってしまうこの言葉✨
ママであっても幸せになっていいんだ!!いや、幸せにならねばならないのだー!
私の信念へのエールにも感じてしまいます。

3月3日

かしこさ、聡明、というのは女の子にこそ必要なんじゃないでしょうか。
その人しか持ってないかしこさが、平凡な要望をいっぺんにユニークな美しさに輝かせますもの
ー私は何でもないセーターや手袋に、思いつきのちょっとした遊びをするのがすきです。
すると平凡なそれらにたちまち、なんにも代えがたい魅力がうまれます。

もうちょっと若い時はこんな言葉に刺激を受けました。
平凡な容姿の私。でもそれは自分のちょっとした工夫・遊び心で変えていけるのだと。

作家・山田詠美が田辺聖子さんの本から「人生を慈しむこと」を教わったと書いていました。
目の前の小さなことに目を向けて、手をかける。
田辺さんは日常を愛して、慈しむことの達人なのでしょう。
憧れます💕

11月18日

家庭ももち、仕事ももちたい、という女性は、できるだけ貪欲に、二兎を追ってほしいのです。
そのためには、自分だけの家庭の形を考え出したらよろしい。これでなければいけないという形はありません。

時が経て、今の自分に染み渡るのはこんな言葉。
いいとこ取りワーキングマザーを目指すようになったのは、この言葉の影響もありました。
現状を嘆くのではなく「自分にとってのベスト」を考えていきなさい、とアドバイスをもらったように感じています。

12月23日

私はかねて”生きる”ということは、人と人とが笑い合い、助けあい、-して、要するに、人生は愛するに足るものだと発見する、それに尽きる、と思っていた。私の書くものも、ゆき届かぬなりに、そんな思いをこめ、書き継いできたつもりである。

人生とは愛するに足るもの-
戦後を生き抜いて年月を重ねた田辺さんが言う、人生。
憎んだり嘆いたり恨んだりするのではなく、「愛」を発見して行く生き方。
心の奥深くに響きます。

と、パッと目に付いた言葉をご紹介しましたが、
他にも毎日の珠玉の言葉がたくさん並んでいます。
薬局の処方箋のようにすぐに効果が出るものではないけれど、心に染み渡る素敵な言葉たち。
それは読む人の心にじわじわと浸透して、その人の一部となるのでしょう。
田辺さんの「愛」を引き継いで。

落ち込んだ時、気分が乗らないとき、ちょっと暇なとき(笑)
ぜひ気軽に開いてみたい、名言集のご紹介でした♪



5mail

スポンサーリンク
広告1

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
広告1