先日、ふと目にしたママさんの投稿。
中学生の娘がメイクをするのでいつも喧嘩になっていて(母にとっても)ストレスだった。
けれど、アドラー心理学を学び
「横の関係」・・・親子であっても人として対等である
「課題の分離」・・・子供の問題は子供がその結果の責任を負うのであって、親の問題ではないと切り分ける
という点をを意識しながらコミュニケーションをしたところ、娘とも良い関係になっていった。
今ではメイクのこともおおらかに考えられるようになった。
と、アドラー心理学を実践に生かした良い例⭕
ただ、そこでふと私に浮かんだ疑問・・・
メイクって、ダメなのか?!
投稿では詳しくわかりませんが、先の娘さんのメイクは
ヤマンバとか(年代バレる?)
夜の女とか
そんな激しいレベルではなく💦あくまで色つきリップとチークを塗って♪みたいな、ちょっと背伸びレベル。
私だったら「女の子である自分を楽しんでて良いな♪」と考えるなあ、と。
でも、その投稿に(娘のメイクに対して)否定的なお母さんのコメントも複数あったので、思春期の娘がメイクをすることに反対派のお母さんも多いんだなと知ったのです。
そこでアドラー流に
「相手の目で見て、相手の心で感じて、相手の頭で考える」という共感の原則を使って「メイクがダメな理由」の考察と、対応策を考えてみました。
娘にメイク(&過度なおしゃれ)を反対する理由
(上は予測される反対理由、→は、それへの対応策)
①校則に反している
→土日ならOKということにしてみたら?
②おしゃれにうつつを抜かすと学業がおろそかになる
→私自身、子供の頃そう思っていたのですが(笑)、そんなことない。
進学校に進みましたが、トップクラスにもおしゃれと学業を両立している子はたくさんいました。
勉強ができないのが問題だとしても、おしゃれとは「切り離して」考えたほうが良さそう。
③色気を出すことで、性的な問題にあわないか心配
→確かにおしゃれで可愛い子はモテる。性的関心も高くなるかもしれない。けれどそこにはメリットもたくさんあるのです。
参考記事→性に興味・関心の高い子供にどう対応する?親が伝えたい「性の知識」とは。
ここも、おしゃれと切り離して「正しい性教育」を真剣に考えることがおすすめ。
④可愛い娘に嫉妬してしまう
→母と娘のライバル関係、無意識のうちにも起こりやすいそう。同性だからこそ。
嫉妬するのは「母親の問題」
母親自身が自分の抱える悩みや不満感に向き合うチャンスかもしれません。
⑤早くからのメイクは肌荒れが心配
→ここは「横の関係」で、OLの先輩ってくらいの軽い気持ちでアドバイスすれば◎
思春期は素顔かナチュラルメイクだけの方が可愛いこと、メイクは肌を傷めること。
伝えた上で、どれを選択するかは娘自身の問題と切り離しましょう。
と、「メイク反対」派のお母さんの気持ちになりつつ、アドラーの知恵をもとに改善策を考えてみました♪
わざわざ娘にメイクを推奨しようとまでは言いませんが、娘のおしゃれ感を肯定したいのには理由があるので、熱くなったのです。
→次回に続きます。