いじめに関するニュースは後を絶ちません。
「我が子がいじめにあわないか、いじめをしないか・・・」
思春期のお子さんはもちろん、まだ子供が小さくてもそんな不安を抱える親御さんは多いのでは。
苦しい経験や失敗の多くはのちの人生の糧になる、と信じている私ですがいじめは別。
大きなトラウマとなったり、まして命を落としてしまったら取り返しがつかないことです。
「子どもがいじめにあわない(いじめをしない)ために」親ができる3つのことを考察しました。
①心と身体は大切なもの、と伝え続けていく
これは性教育を学ぶことによって私自身が気づいた、大切な教え。
自分の心と身体は大切にしなければいけない、ほかの人の心と身体も同じように尊重しなければいけない。
当然のことだけれど、私はあえて親から言われたことなんてなかったあ。
人の心を踏みにじる言葉
身体への暴力
これはあってはならないことなんだ、と小さい頃から伝え続けるのは大切だと思っています。
人にしてはいけない、同時に、自分もされてはいけないことなのだ、と。
☆心と身体は大切なもの、と教えてくれる絵本→入学までに親子で読んでおきたい絵本「わたしのはなし」
☆自分の気持ちを大切に、と教えてくれる絵本→幸せを感じる心を育てるー親子で読みたい「気持ちの本」
②いじめ、というものを教える
小1長女はニュースが大好きなおませさん。
しかも事件モノ(苦笑)
ニュースで事件がとりあげられると
「これはどういう事件?説明してー!」とねだられる。
特に「子ども」に関する事件は興味を引くようです。
子どもにわざわざ暗いニュースを伝える必要はない、という考え方もあるでしょう。
でも私は性教育を実践するようになって、
「子どもにこんなにオープンに会話をしていいんだ(その方が関係が良くなる)」
「子どもって親が思う以上に理解力があるんだ」
そう気づくようになりました。
だから、いじめのニュースであっても(こういうニュースこそ)きちんと説明しています。
「こういうことはあってはいけない、けれど残念ながら現実にはたくさん起こっている。
いじめをされた子は深く傷つくし、命を落としてしまうことだってある。取り返しのつかないこと。
もし○○の近くでもいじめがあったら、お母さんにも相談してね」と。
(説明が完璧かは自信ありませんが、とにかく「思い」は伝えようとしています)
そのおかげか?
クラスで起こった些細ないじめ(からかいなど)に関しても、女性セブ〇の記者ばりに私に報告してくれています。
③会話は「横の関係」で、姿勢は「見守る」
とはいえ、思春期になったらこんなにしゃべってくれないんだろうなー。
でもいじめが深刻化するのもそのころ。
親はどうすれば・・・
ここはアドラーの知恵を借りましょう。
思春期の子供が親と会話をしなくなる要因は親の、「上からの物言い」
アドラー心理学では、親と子も「人として」はあくまで「対等な横の関係」
その立場で話を聞く姿勢は大切にしたいところです。
また、アドラーは「相手の問題に介入しない=課題の分離」が大切としていますが、決して放任を勧めているわけではない。
放任ではなく「見守り」
見守りながら、適切な時に声をかける。
子どもが会話をしてくれなくなる時が来ても、「子どもの様子を見守り続ける」ことは忘れずにいたいです。
大きな問題を抱えている姿を見逃さないように。。。
☆今日のまとめ☆
我が子がいじめにあわない・しないために、親ができること
①心と身体は大切なもの、と伝え続ける
②いじめというものがあるという事実、そうなったらどうしてほしいか、親の考えを話す
③会話のコツは「横の関係」で、親の姿勢は「見守る」