アドラー心理学では、子供を「ほめる」教育は否定していると書かれています。
(先日読んだ、幸せになる勇気にも書いてありました)
でも、、、子供はもちろん、自分だってほめられるとモチベーションがあがる。
ほめることの何が問題なのか、アドラーの講師の先生にぶつけてきました!
先生曰く、
アドラーが否定しているのは、評価すること。
ほめることの問題として挙げられるのは、
・相手が自分の期待していることを達成したときだけ「ご褒美」としてほめること
・いい、悪いという評価をすること
・(ほめる人が立場が強いという)上下関係ができてしまうこと
以前のブログでも私なりの「ほめる」弊害を書きましたが、
(ほめる子育ては危険?良いほめ方と悪いほめ方、村上春樹に学ぶ)
要は「何も考えず褒めればいい」というのは危険、ということなのですね。
対して、アドラー心理学で重要とされるのは「勇気づけ」
・相手が達成した時だけでなく、失敗した時などのあらゆる状況で相手を認めること
・共感的態度(すごかったねー!!など)
・対等の関係としての言葉がけ
こう考えると、「ほめる」と「勇気づけ」は明確に分けられるものではない。
(かぶる部分も多い)
先生や(アドラー勉強会の)参加者さんと話した結果
純粋に「今」の(相手の良い部分を見つけた)「自分の思い」を伝えるのであれば、
ほめることも効果的だよね!
という結論になりました。
アドラーはほめちゃいけない?
となんとなくモヤモヤしていたので、すっきり😍
(実際に真面目な人ほど、アドラーの考えに混乱しちゃうことが多いそう)
私がアドラーの勇気づけで一番大事にしたいな、と思ったのは
「失敗した時にも、相手を勇気づける言葉をかけること」
それは相手の頑張った姿勢を認めることだったり、落ち込む相手に共感する態度だったりする。
子育てしてると、ほめるポイントを見つけることよりも、失敗した時に声を掛ける方が難しいことも。
つい
「だから言ったのにーーー!」って文句を言いたくなっちゃったり。
↑こういうのを、勇気づけの反対で勇気くじき、というそうです。。。
でも
子供の失敗なんて、失敗じゃないよね。
転んだ経験がなければ、転ぶ痛みもわからない。
上手に歩く方法も気づけない。
自分の人生を振り返れば、失敗経験が自分を育ててくれたと思うことも多々ある。
これから新しいことにどんどん挑戦していくだろう我が子達。
勇気を持ち続けられるような言葉がけ、意識していきたいです!
☆今日のまとめ☆
アドラー心理学は単に「ほめること」を否定しているわけではない。
相手を評価したり、自分の思い通りに操作したい、という目的での「ほめる」ことが否定されているだけ。
アドラーで大切な「勇気づけ」
うまくいった時だけでなく、失敗した時にも相手に勇気を与えられるような言葉がけを意識していこう♡