前回の続きで、娘のおもちゃを持っていこうとした友人Sちゃんに対する私の対応。
振り返って良かった点や改善点を考えていきます。
学校の先生やアドラーの先生にもご相談し聞いた意見も書いてみます。
☆は私がとった行動。
☆娘のおもちゃをいれたリュックを開けて、すべて取り出した
→プライバシーの侵害であるし、ここは私もとっても迷ったところ。
人のリュックを開けるなんて、本当に気分が悪い。
けれど、この対応は⭕だったよう(色んな人の意見)
結果的に、彼女は盗みをせずに済んだから。
☆Sちゃんの行動をよく見て、小物入れを持っていこうとした現場を見つけた
→やはり「現場」を抑える(刑事か!)のが一番大事。
私もドキドキざわざわしたけれど、ここを見逃さなかったので、Sちゃんと話すことができました。
☆Sちゃんに直接語る
→ここが一番大事で、ドキドキしつつも勇気を出して語った行動は⭕
「それはあげていないから、返してね」
「私やパパががんばって働いたお金で買った大切なものなの」
「もののやりとりは、トラブルになって悲しいから、帰る前に必ずもう一度リュックを確認してね」
そんなことを伝えました。
アドラーの先生(育児支援員でもある)からのアドバイス
「一体一で語りかけることは大事⭕
その時に責めたり怒ったりするのではなく
『そうされると、私(I)はこう感じる』と私(I)メッセージで伝えるのが効果的」
※ここは一番の我が改善ポイントです。
「どう伝えるべきか」つい、教師スタイルで考えすぎましたが、一人の人間として
「私は、こう思う(感じる)」と素直に伝えて良かったんだな💮
☆Sちゃんママへの報告
ここは本当に悩みました。
あなたの子のリュックに~、とはどうしても言えずハッキリとその時の話はできませんでした。
けれどその後も、教室内でちょっとしたモノのトラブル(Sちゃんが私の鉛筆を持って行っちゃった~)があったので、
「勘違いだったら大変に申し訳ないですが、もしかしてうちの子の鉛筆が入ってませんか??」
といったことを、ラインでこまめに聞くようにしていました。
(聞いたときは100%彼女が持っていました)
Sちゃんママは今までSちゃんの持ち物や行動が放置だったとのこと(ご本人いわく)
私のやりとりをきっかけに、「うちの子のこと、よく見るようにします」と、謝罪&感謝してくれました。
このお母さんはとても常識的で良い方だったので、本当に救いでした😭
(逆ギレする人もいるものねー)
だからこそ、今後も陰ながらSちゃんとママが悩んだ時には力になりたいと決めています。
☆持ち物にはすべて名前を書く
当たり前のことなんですが、ぬけぬけ主婦の私。
けれど、この経験を通して、小さなものにも「無くなって困るなら名前を書く!」と娘にも徹底するようになりました。
☆先生に報告
ここも大変悩みましたが、学校の先生をしている友人複数に聞いたところ、
「それは報告したほうがいいよ」と背中を押してくれました。
学校公開でクラスを訪ねた時に、個別に「ここだけの話・・・」とご報告だけはしておきました。(言ってくれて良かったです、と先生)
☆課題の分離
こんなことがあっても、仲良しのSちゃんと娘。
ママ(私)同士が連絡をとり、放課後教室に行くのもルーティン化していました。
けれど、二人べったり状態が続き、やはり「Sちゃんに持って行かれた~」という小さなトラブル(小さなメモ書きレベルのものなのですが)も娘の口から出てくる。
私の思いは「他のお友達とも仲良くして欲しい」
それが強くなってきたので、思い切って娘を一人で放課後教室に行かせることにしました。
Sちゃんママから連絡がきたら言い訳しようかな、と悩みつつ、何の連絡もなかったです。
結果、放課後教室を通して他に仲の良いお友達もたくさんでき、Sちゃんとはクラス内でいつもどおり仲良し😉
今のところ、理想的な状態になっています。
ちなみに後からわかったことですが、Sちゃんはシングルマザーのお母さんとおばあちゃんの三人暮らし。
兄弟がいる、という嘘はさみしさから来るのかもしれません。
嘘や、ものを盗むのも、もしかしたら、注目されたい願望があるのかも??
でも、そんな原因に目を向けるのではなく、「これからどうしたいか」という目的を徹底的に考えたのは、アドラー心理学の影響だと思います。
色んな人の知恵にも助けられながら(夫にも随時相談して冷静なアドバイスをもらっていました)「娘とSちゃんの幸せのためには」を目的に試行錯誤しました。
悩んでくらーーーい気持ちになることも多かったけど、振り返ってみると、意外によくできた自分もいたな(笑)ということで、記録しておきます。
子供に問題行動が起こると、原因(愛情不足?家庭環境?など)に議論が行くことも多いですが、やっぱり
「どうしていきたいのか」
の目的を考えることが、前向きな行動につながるんだと思います‼
また迷った時には、この原点に立ち返って考えていきたいな。