人間関係に悩んだら『幸せになる勇気』から学ぶ、「別れのすすめ」

アドラー心理学「幸せになる勇気」で一番心に残った言葉から、人間関係のゴール「別れ」についての考察を書いてみます。

アドラーが知れ渡る火付け役となった前作「嫌われる勇気」

その続編となる「幸せになる勇気」

感想を一言で言うなら「ふっ、深い・・・😨」

「原因ではなく目的を考える」「課題を分離する」など
実践に移しやすい内容が多かった「嫌われる勇気」

一方、本書で一貫して書かれているのは
幸せな生き方とは「愛」のもとに生きる。
到達が難しい領域であり、実践と結びつけた時に疑問も生まれるけれど、ここはじっくり味わいつつまた読み返していきたいところ😏

一番印象に残ったところ。
哲人(アドラーの専門家)が、青年(哲人に疑問をぶつける若者)に
「もう私たちのやりとりはこれで終わりです」と、別れを告げるラストシーン。
そこでの哲人の言葉が、胸に刺さりました。

われわれは、別れるために出会うのです。(中略)
われわれにできることはひとつでしょう。
すべての出会いとすべての対人関係において、ただひたすら「最良の別れ」に向けた不断の努力を傾ける。それだけです。

アドラーは「すべての悩みは、対人関係である」と断言していますが、とりわけ
夫婦・親子・ご近所・職場・・・と、悩みが深い人間関係に共通しているのは
「別れが見えないこと」
ではないでしょうか。

その人との最後が訪れるのは、実はすぐ先かも知れない(不慮の事故や病など)
頭ではわかっていても、やはり「別れ」よりも「延々と続くであろうこの関係」の方がリアルに感じられる。
今と同じ(ネガティブな)状態は延々と続くとしか思えない。
だからこそ、人間関係に行き詰まったらぜひ真剣に考えてほしいのです。

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その人との「別れ」を

さらに、どうすればそれが「最良の」別れになるのか、考えること
これは「幸せな人間関係」の大きなヒントになるのではないかと思うのです‼

その根拠は、私が夫と別れる、と決めた時。
いや、現実には全く離婚の準備なんて出来ていません(苦笑)
実際は別れないかもしれない💦
けれど、すれ違いが余りにも多すぎる夫婦生活の中で、あるとき真剣に別れを考えてみました。
「この人と『最良の別れ』を迎えるとしたら、どんなシーンだろうか⁉」

経済的に無理とか、子供のことが、とかの条件は一切無視して
「最高の別れ」を妄想し続けたんです。出来る限り細かく、リアルに。

その時には不思議と、今まで渦巻いていた怒りも不満もわかずに、
ひたすら彼への感謝と、子供たちの父親としての尊敬と、この人に出会えた奇跡と・・・
って、なんか壮大ですけど(笑)💦

「最高の別れは、愛を持って迎える時間にしたい」という結論に達しました。
誰のためでもなく、「自分」のために。自分が幸せであるために。

それがはっきり想像できた日から、私の中では、夫との生活はむしろ前向きなものになっていったと感じています。
別れの日までは、できる限りの努力を続けてみようと。

子育ても同じことですよね。
まだまだ小さい我が娘たちですが、18歳になったら家を出て行ってもらいたい。
その時の彼女たちの後ろ姿は、親の私がちょっぴり寂しくなるくらいに、希望に満ちて堂々としたものであってほしい✨

その願いから逆算したとき、
私が彼女たちに与えるべきものは、自立のための教育-
自分のことは自分で出来て(お手伝い教育)
生きるためのお金を稼いで(お金&キャリア教育)
外の世界でも温かい人間関係を築けるように(性教育)
なのかな・・と、考えるようになりました。

ともすると、雑多な日常に流されていく気持ち。
けれど時に
「目の前のこの人との、最良の別れ」を真剣に考えるのは、「今」を輝かせるために、とても大事な考え方じゃないかな、と自分の経験も通して思います。

とはいえ、
最高の別れ=美しくあらねばならない、ものでもない。
人によっては「最後ならば不満を全部ぶつけておこう」そんなのもアリでしょう😁‼

私の父は、いつものように行きつけの居酒屋に酒を飲みに行った年末の夜、帰り道で突然倒れて亡くなりました。
祖母はそのあとすぐに末期ガンが発覚し、父の3ヶ月後に亡くなりました。
実家はもめごとばかりで嫌な思いもたくさんありました。
だからこそ父と祖母には「もっと感謝の言葉を言えば良かった、あれもこれもしてあげたかった」という思いとともに「もっと私の本音もちゃんと伝えきっておけばよかった」
そんな思いもあります。
腹を割って話せば、お互いに分かりえたギフトもあったのではないか、と考えてしまうのです。

最良の別れ、が目に浮かんだら、
「今」出来る一歩を踏み出す勇気は、大きな変化につながるかもしれません。
アドラーは「今、この瞬間から人は幸せになれる」と言っています。

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