今日のテーマは「子供のお手伝いの大切さ」
昨日の記事では、おこづかいを始めてみての振り返りを書きました
→小学生のおこづかいを始めて。成功と失敗のポイント【我が家の場合】
私の中での一番の反省点😫
おこづかいを機に「お手伝いは家族の一員としての義務」という意識を植え付けられなかったところ。
そこが今後の改善ポイント😓
「お手伝い」が子供にとってもどれだけ大事なことか。
それを真剣に考えるようになったきっかけは、一冊の本。
三谷宏治さんの「お手伝い至上主義でいこう!」
副題が、子供の就職力を高める「ヒマ・ビンボー・オテツダイ」習慣とするこの本。
親にとっては耳の痛い事実が書かれています💦
それは・・・「今の親は『与えすぎ』である」という苦言。
子連れのイベントや遊び場は(いくら割高でも!)どこも人混み。
子供のため、となると親のエネルギーってすごいですよね。
私も親になって「自分よりも子供に与えてあげたい」という気持ちは強く芽生えてきました。
けれど『与えすぎ』は子供にとって有害になる危険性が💀
本書では、与えすぎるものとして以下の8点を挙げています。
→はそれを与えすぎることによる、弊害。
①指示→自己判断力と主体性を奪う
②予定→自己管理力を奪う
③モノ→発想力を奪う
④カネ→意欲を奪う
⑤答え→問題発見力を奪う
⑥勉強→学習能力を奪う
⑦夢→自己鍛錬機会を奪う
長年コンサルティングの仕事に関わり、3人の娘さんの父親である三谷さん。
子供から大人までの教育にも関わってきた自身の経験から
『与えすぎ』がいかに人をダメにするか痛感しているそう。
(私も講師経験から、このご意見には大賛成😁‼)
「子供が可愛くて」ついできる限りのことをしたくなる親心。
私を含め、耳が痛い方も多いかもしれません😓
けれど、「与えすぎ」ないことは子供にメリットが多いだけでなく、親にだってメリットが‼
「カネ」がかからないし、「手間」も省ける😍
うちにはお金がないし・・・
働いているから、十分に子供の面倒が見られないし・・・
そんな罪悪感は必要なし!
むしろそれは子供にとってもメリットです✨
そして三谷さん、『与えるべきもの』として第一に掲げるのが
お手伝い!!
お手伝い(家事の分担で良い)をすることで、子供は段取りよく動くことを覚え、気を配り、自ら考えて体を動かすようになるから、と。
そして、普段その家事をしてくれている、親に対して「感謝の心」も芽生えてくる。
ある会社では、最も重要な採用基準として「子供の頃にお手伝いをしてきたか」を必ず質問するそう。
理由は、過去に採用した「お手伝いをしてこなかった」人たちが、社会人として「使い物にならなかった」から。
わかる気がする・・・
では、子供のためにも「お手伝いをやらせよう!」と思ったときに
親が肝に銘じるべきポイントとは何か。
①親が「めんどくさい」という気持ちを乗り越える!
そうなんです!耳が痛い・・・
「子供にやらせるより、自分がやったほうが早い」
私もですし、周りのママさんからもよく聞きます。
そう、お手伝いをさせるのは時間が掛かるし、手間がかかるんです・・・💦
自分がやったほうが楽なんです・・・💦
けれど「子育てとはそもそも時間が掛かり、面倒なもの」
我が子を自立させ、就職してからも使える人間に育ってもらうため、「子供の明るい未来のため」に親も覚悟を決めましょう!
②お手伝い至上主義
今の子供たちは習い事や勉強で忙しい。
だからお手伝いの入り込む余地が少ない現実。
そこでお手伝いは「家庭の中での第一優先事項」にするべし!!
お手伝いは勉強・ゲーム・学校よりも大事なことだと位置づける。
=お手伝い至上主義‼
③責任と権限を明確にする
最初から親の期待通りにお手伝いがこなせる子供はいない。つい、親が代わりにやりたくなってしまうけれど、それでは指示と過干渉という悪いサイクルに。
お手伝いに関する責任と権限を明確にして、仕事として子供にちゃんと、任せるべし!
④楽しさや競争を演出
上手くスタートするには、子供が興味を引く工夫をしたいところ。義務であると同時に「楽しい遊び」と思えればしめたもの⭕
兄弟がいれば「新聞をとってきたらシールをあげる」と競争させる
ゲームのように洗濯物をしまわせる、などなど。
親も子も忙しい日々の中、「お手伝い」はともすると流れていきがち。
けれど家の中の「仕事」をこなす経験は必ず子供の将来にプラスになる。
改めて本書を読み返し、私自身が襟を正す気持ちです。
週末のおこづかい会議では、お小遣いの見直しとともにこの「お手伝い」についての大切さを伝えるとともに、長女の「分担」をきちんと決めて行きたいと思います‼
カネもかからず、親もラクができる(習慣化するまでは手間ですが)上に、子供の自立につながるおまけ付き!コスパ良すぎ(笑)💕
取り入れるっきゃないです♪
今日のまとめ
「お手伝い」を与えることは、最もコスパの良い家庭学習✨
「お手伝い至上主義」をぜひご家庭のスローガンに😉