理学博士ママのブログから「英語を使って、世界レベルで仕事をするために、小さいうちから意識しておきたいこと」をご紹介。
→☆ノーベル賞から考える、こどもが小さいうちから出来ること
東京工業大学の大隅先生がノーベル医学生理学賞を受賞されましたよね
ここ数年、日本人のノーベル賞が続いている。
日本でトップクラスの研究者が多く輩出される理由の1つに、日本では専門分野の高等教育が母国語(日本語)で可能なことが挙げられるそうです。
国際的な研究発表などが、日本語で翻訳されている(これは世界では珍しいケース)から。
とはいえ、やはり世界レベルで仕事をしようと思ったら、必須となるのが英語力。
ノーベル賞、とは望まなくとも、この時代我が子には英語力をつけさせたい、と思う親は多いですよね‼
では、子どもが英語力の高い大人になるには、今からどうすればいいか。
理学博士、大谷さんのご意見・・・
私も講師経験を通して、全く同じことを思っていたのですが!その答えは
日本語力を高めておくこと
なのです‼
いくら早期から英語を頑張ったとしても、英語などの後から学習する言語は母国語の能力を超えることはないのだそう。
私は高校が国際学科という、学生の半数近くが帰国子女と在京外国人という環境でした。
英語ペラペラ~というのは、長年外国に住んでいた、いわゆる帰国子女の子たち👧🏽
通常の受験を通して入ってきた半数以上の生徒(日本人)は、ただ「英語が好き」というレベル。(英語を小さい頃から習っていて~という話は特に聞かず、ただ中学校に入ってから英語を知って他の科目より興味を持った、とか、外国の生活や仕事に興味があるというきっかけ)
でも、公立ではトップクラスの学校だったため、みんな一定以上の基礎学力はある生徒たち。興味のある、英語力を順調に伸ばす生徒はとても多かったです😁
今、社会人に指導している「簿記」も、一見数学的な勉強に思われがちです。
電卓を打って計算して・・・
けれど、講師の共通した意見は
「簿記=国語力」
国語の力が弱いと、問題が読み取れない。
これは算数・数学の苦手な生徒にも共通していました。
もちろん、お子さんが英語に興味があったり、レッスンで楽しい時間を過ごしたいという目的で英語を習うのはいいことだと思います。
でも同時に「国語力」を高めることは一番大事だと、声を大にして言いたいのです~‼
国語力、つまり日本語の力を高めるための二つの方法として
1.本を読む
2.短い文章にして話させる
(で、どうしたの?と要約した内容を話すように促す)
ことを大谷さんもおすすめしています。
(そして、実験はこの二つの力を伸ばす、絶好のチャンスだということ)
1.本を読む大切さは、ほとんどの大人が思うことでしょう。
2.要約してまとめる。これが苦手な子ってとても多い。
受験の指導をしていても感じていました。
国語の問題が出来ない子に「これって何の話?」って聞いてみると、とんちんかんな答えが返ってくる。
本を読む、短い文章にして話すように質問してみる
習い事に行かなくても、おうちで意識していくことでできること。
それが積み重なれば、自然と国語の力も伸びていきます。
ぜひご家庭の会話でも意識してみてください‼