性教育を始めようと思ったら、おすすめ絵本『ぼくのはなし』

性教育を考え始めたら、オススメの絵本「ぼくのはなし」をご紹介🍀

海(かい)君という男の子。
お父さんが亡くなって、お母さんとおじいちゃん・おばあちゃんに育てられた。
お父さんは亡くなったけれど、僕という命を残してくれた。
ぼくの命が生まれたのは、お父さんとお母さんが愛し合ったから。
この大切な命をしっかり生きていきたい。

海を前に力強い決意を示す海君。

とても素敵なお話なのですが、正直な、最初の私の感想・・・

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ぎょぎょぎょっ!!(さかなクンか🐟‼)

というのは、途中にある数ページでは
男女の性器が(イラストで)名称つきで図解され
まさに性交を表すシーンを経て、ぼくがこんな小さな「受精卵」から始まったと書いてある。

性教育をまともに受けたことのない私。
子供向けの本で、「え?ここまで言っちゃうの?」
というのが正直な感想でした。

けれど、あとがき(この本をよむお母さん方へ)を読んで大いに考えることに。

「ぼくはどこから生まれたの」というのは、子供にとって自分のアイデンティティ(正体)を確かめる、大事な質問だとした上で

君がなぜ、ここに生きているのかをこの絵本のように、正確に自信を持って語ってみると、子供はすんなりとまじめに、聞くものなのです。親にとっては、性器や性交はリアルな話しに見えますが、子供にとっては未知のロマンの世界なのです。決して、いやらしいとかエッチと思わないから「どうして」と聞いてきたのです。

うーーむ。
確かに、思春期になって子どもが性の話を嫌がるのは(周りからの影響などで)「それはいやらしい」という観念を持ち始めるから。
「どうして赤ちゃんができるの」と無邪気に聞いてくる子供は、なんの先入観もない👶🏻

また、、語りにくい性交の図はこの本(全16ページ)のうちたった3枚、とした上で

大人たちが性交だけを気にしたりするのは、やはり、「性」を「生」と見ることのできない歪みの多いセックス観の持ち主だからです。

うーーむ。そうかも💀

そう言われて、無邪気な子供になった気分で読み返してみました👦

すると、描かれていることは全て単なる「事実(真実)」に過ぎないこと。
命の誕生には、たくさんの愛や祈りに囲まれていたこと。

小さな子供の目線になってみると、「いやらしい」ものでも何でもなく感じたのです。
「性」についてフィルターをかけて、壁を作って誤魔化したがるのは、まさに大人の方なんだな・・・

この本が、性教育の入門として勧められる理由が、よくわかりました‼

ちなみに、一度(覚悟を持って(笑))当時5歳の長女に読んだときは、拍子抜けするほどあっさりした反応で、
「そうなんだ~ヽ(・∀・)ノ🌿」

へー、ふーん、と何度もページを繰っていました。
(照れ隠しという感じは全くなく、そうなのねえ~、というくらい)

性教育を考え始めた、でも切り出すきっかけも勇気もない・・・(私です💦)

という方は、この本を本棚に入れておくのも一つですよ✨

また、「ここまで伝える必要はない」と考える親御さんもいらっしゃるでしょう。
それも選択の一つ。
とはいえ「性教育」ってどんなもの?
考えておきたいな!
そう思ったら、(子供に渡さなくても)大人が一読しておくのはとてもオススメ‼
こうやって、真実をリアルに伝えるという選択肢もあるんだなと、知っただけで世界観も広がるはず。伝えるか否かは、そこから決めればいい。
(知らないで伝えないのと、知った上で伝えないのは、大きく違うと思います)

長女が大きくなってこの本のことを聞いてくるとき
次女や三女が手にするとき

いろいろ違ったシーンがあると思いますが、予習しておくと、そんな「ちょっとピンチ」なシチュエーションも楽しみになってきます✨

一番に、
大きな愛の中で生まれた、大切な命なんだよ
と伝えていきたいな💕

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