子どもの精神力を鍛えるために、親が意識したい「課題の分離」

前の記事で、子供に困難を乗り切る精神力を付けるには
=ママが余計なことをしないのが一番という、我が師匠オアシス先生の言葉をご紹介しました。

では、
「余計なことって何???」

泣いている赤ちゃんに何もしなくていいの?
子供を置いて旅行に行っていいの?

それはダメでしょう😥育児放棄です💦
どこまでが親のすべきことで、どこからが子供をダメにする「過保護」なのか。
それを見抜くためのキーワード「課題の分離」についてご紹介します。

ちょっと前からブームとなっているアドラー心理学。
その火付け役でもあり、ベストセラーにもなった、嫌われる勇気から引用。

勉強することは子どもの課題です。そこに対して親が「勉強しなさい」と命じるのは、他人の課題に対して、いわば土足で踏み込むような行為です。
(中略)
誰の課題かを見分ける方法はシンプルです。「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」を考えてください。
(中略)
アドラー心理学は、放任主義を推奨するものではありません。放任とは、子どもが何をしているのか知らない、知ろうともしない、という態度です。そうではなく、子どもが何をしているのか知った上で、見守ること。勉強について言えば、それが本人の課題であることを伝え、もしも本人が勉強したいと思った時にはいつでも援助をする用意があることを伝えておく。けれども、子供の課題に土足で踏み込むことはしない。

つまり、頼まれもしないのにあれこれ口出しはするな。
そして「他人のことは変えられない、変えられるのは自分のことだけ」とまとめています。

自分よりも他者のために、とか、気配り、おせっかいが美徳とされてきた世の中。
「他者の課題」、まして自分の分身のような、子どもに対しても「踏み込むな」というのは、最初はピンとこない方も多いかもしれません。
けれどアドラー心理学のみならず、「自分」と「他者」の問題を切り分けろという教えは実は多くあるんです。

「知識」としてそれを知ったときはピンときませんでしたが、日常生活の中でこの考えを頭の隅に置いておくと、解決することが多くあることを体感してきました‼

仕事を一生懸命やるのは「わたし」の課題
それに難癖をつけて文句を言われたら、それは「相手」の課題(自分は悩まなくて良い)

夫が私が不愉快に感じる行動を取るのは「相手(夫)」の課題
その相手とどう過ごすか(過ごさないか)を決めるのは「わたし」の課題

などなど・・・

親子関係のみならず、人間関係全般で役立つ知識です。
「それは誰の課題なのか」を考えること。

とはいえ、親子関係では特に難しいとも思う。

子どもが忘れ物をしないように
子どもが風邪をひかないように
子どもが将来苦労しないように etc.

愛の大きさ故に、子供に対してエネルギーを注ぎたくなる。
自分が出来る限りのことはしてあげたくなる。
けれど「親が子供に与える」ことは、時に「子どもの成長の機会を奪う」ことになりうることも、心のどこかに置いておきたい。

受験で粘り強さをだし、最後まで諦めずに成功する子って、親はおおらかに構えて関与が少ない(最小限)というケースも多かった。
一方で、親の関与が子どもを潰してしまったケースもたくさん見ています😥

自分が親になってみて「子どものために出来る限りのことをしてあげたい」という気持ちもすごくわかるようになってきたけど、
だからこそ、
「課題の分離」は意識するのが大事だなと思っています‼

見放す、のではない。
いつでも助けるからね!と声をかけつつも、子どもを信じて見守る
これも大きな愛の一つのかたち。
そんな愛に包まれて育った子供なら、ちょっとやそっとで折れる心になるわけないですよね💕

「課題の分離」
親子関係で悩んだら、ぜひ一つのモノサシとしてください☆

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