前回の記事で、中学受験に向いている子どもはズバリ‼
「大人度」が高いと書きました。
つまり、精神的な年齢が高めである傾向があるということ。
じゃあ、我が子がどうしたら精神的に成長するのか⁉
これは、個人差も大きいと思います(それを言っちゃあおしまいよ?)
一般的には女子のほうが大人びていますし、また環境的に大人と触れることが多い子は「おませ」になりやすい。
子どもの成長はめまぐるしいですから、ある時点で逆転現象が起こることもしょっちゅう。
なので、その子の成長を「待つ」ことも、とっても大切。
けれど、何か親として働きかけられることがあるとしたら⁉
私は「言葉の力」を伸ばすことだと思っています。
これまた小6の国語プリントの出題。
宮本輝さんのエッセイで(輝さんの母親が言った言葉)
『春にならない冬はないんや』
この言葉の意味することは何か、答えなさい。
あなたなら、なんと答えますか。
まず意味を汲み、それを自分のことばで表すのは、自分の中に言葉がなければ不可能。
「キレる」若者、子供が増えたとはよく言われますが、その一つの要因としては
「自分の中の思いを伝える語彙が備わっていない」
ってこともあるんじゃないかな。
『声に出して読みたい日本語』シリーズで有名な、明治大学の斎藤隆さんも著書「言葉の力」は家庭でで伸ばすの中で説いています。
・言葉の力が「スアタマ」のよさの基本です
・言葉の力がすべての学習の基礎となります
また、言葉の力が鍛えられることで、要約力・見通し力・文脈力がついていくと。
この本には家庭学習や、メモ・ノートの取り方など詳しくアドバイスがありますが、中でも実行しやすいのが
家庭での会話。
何かを見ながら会話をする、というのが教育の基本です。
(中略)
家庭でも、この基本を忘れないでください。
例えば、本を見ながら子供と会話するとします。この時のポイントは、子どもだけが楽しめる、あるいは親だけが楽しめる本を選ぶのではなく、子供も親も楽しめるものを選ぶことです。
(中略)
語り合いながら、おもしろさを共有するのです。
斎藤教授曰く、本だけでなく、テレビや漫画、自然でもOKと。
大切なのは「共有して、語り合うこと」
うちの長女は女の子というのもあるんでしょうが、結構な「おませさん」
私と一緒にドラマを見るのを喜びます👧
単にドラマ好き(シリアスな雰囲気がおもしろいのか?)ってのもあるんでしょうが、やっぱり私と
「共通のことを語る」のは本当に嬉しそう。
思えば私も夫も、会話は大切にしてるほうだと思います。
話を聞くこと
「お茶~」と言ってきたら
「お茶がどうしたいの?」
必ず聞き返して、最後まで言わせる。「お茶を入れてください」と。
そんな些細な積み重ねが、「おませ度」につながっているのかも。
余裕のある方は、昨日ご紹介したお教室漢字の寺子屋さんのように、カルタやゲームを使って言葉遊びしてみるのもとってもおすすめ。
(このお教室はまだ展開数が少ないので、家の近くに合ったらラッキーですよ)
けれどまずは、普段の会話をちょっと意識して丁寧にしてみることが近道かもですね