長女におこづかいを始めたり、親子でマネー講座に参加したり。
お金に関する教育に関心の深い私。
そこには自分の苦い経験がある。
私は長年(今でも)お金には「漠然とした」怖いイメージがある。
なぜ?と考えると思い出すのが子供の頃の経験・・・
思春期の頃、父親の借金が発覚し自己破産。
幸い家は失わず(祖母の名義だったため)生活に目に見える大きな変化はなかった。
けれど家の中はいつも暗く思い雰囲気になってしまった。
お金の事で父母、時には祖母が大喧嘩していたり、涙を流していたり。
「お金があればこんなことには・・・」と毎日のように嘆く母親。
まだ高校生だったけれど、「自分もお金を稼ぎたい!」
強く思い、様々なバイトをした。
暇なのは不安だった。稼げていない自分が許せなかった。
育英会の奨学金をもらい大学に入ることもでき、それなりに楽しい学生生活を過ごしつつも
お金を使うことにどこか罪悪感があった気がする。
バイトしているときのほうが気持ちが落ち着いていた。
働けば稼げると思っていたから、新卒で入社したブラック企業でも、なりふり構わず働いた。
それなのに、思うように貯蓄ができない・・・。
今思うと、自分の中の恐怖感に突き動かされていたものの、お金をどう使う・貯める・運用する・・・
なんていう「正しい」知識は皆無だったように思う。
「お金に漠然とした怖さがあるけれど、しっかり向き合って学んだり考えたりしたことはない。」という無知さ。
だいぶ大人になってから、少しずつお金の勉強(家計の予算を立てるとか、先取り貯蓄をするとか、働く以外にも投資というお金の増やし方があるとか・・・)をするようになったけれど、「もっと早く知っておきたかったー」ということもたくさん。
なにより、お金って怖いものでもなんでもない。
ただの紙とコイン(笑)!!!
そして使うときのポイントは・・・
「しあわせな気持ちになる」ものに懸ける!
(当たり前に思うことかもしれませんが、ブラック企業時代の私はストレス発散に暴飲暴食をしたりと、ハッピーな気持ちにならないことに案外、散財していたのでした)
次世代の子供たちには、早い時期からお金と向き合って、楽しく付き合っていってほしい。
まだまだ漠然とですが、その思いが強くあります。
もちろん、しっかり貯めること・倹約の大切さも教えたい。
けれど同時に、お金を「大好き」なものに使う喜びも知ってほしい、心から思います。